ペンネ・アラビアータ
Penne all'arrabbiata
怒りんぼう(アラビアータ)のペンネ。トマトソースにとうがらしのピリ辛みで、カーっと熱くなるから。というのが名前の由来らしい。ごくたまに”アラビア風”とレストランのメニューに書かれてたりするのを見かけるけど、あれは間違い。ローマの代表的なパスタ料理の一つとされています。
ショートパスタは、肉厚なものなら特にしっかりゆでましょう。 ショートは断然のびにくく、しかも柔らかくなってもおいしいです(だからサラダやグラタンにも向く)。 逆に、芯を残しすぎると固くて粉っぽくて、のどを通りにくいことも。(そんな体験ありませんか?) 右の写真のように、切った断面に白い部分ある内は、まだまだ茹でが足りませんのでご注意。
ちょっとムズしいかな?という方は
参考【ショートパスタの茹で方】
【 材料(2人分) 】 ingredienti per 2 persone :
●ペンネ(ペンネ・リガーテ )140g
●おいしいホールトマト缶 1缶
●EXVオリーブオイル大さじ3~
●にんにく --- 半~1片
●天然塩 適量
●パセリ 少々【 作り方 】 modo di cucinare :(1)最初フライパンは熱さず、みじん切りのニンニク(大きさにバラつきないように)と刻み唐辛子、オリーブオイルを入れてから弱火でじっくり香りを出します(*アーリオ・オーリオ)。 フライパンをななめにして、ニンニクをちゃんと泳がしてあげるとムラなく均一に色と香りが引き出せます。*アーリオ・オーリオ(aglio e olio)
目指すはほんのりキツネ色。 表面だけ焦げ色がついて中が生っぽいのはダメ。たとえば、餃子のようなプンプンにおうニンニクくささ、つよい刺激は、イタリア料理ではNGなのです。
(2)ニンニクがほんのり色付いて良い香りになったら、すぐに、パスタを茹でるお湯を1杯フライパンに加えます。 これで、余熱でそれ以上ニンニクが焦げないようにします。 弱火で熱していても油をかなり高温になっているので、キツネ色に変わった次の瞬間には褐色に焦げてしまいます。 だからこのポイントではよそ見は禁物!
(3)慣れていれば、第一関門のアーリオ・オーリオができた時点でペンネを茹で始めても大丈夫だと思います。(ボイル時間も長いので) あらかじめトマトソース(基本のトマトソース参)が作ってあればさらに段取りは早いですけど、おいしいトマト缶(LA TERRA E IL CIELO 有機栽培トマト缶)なら、手でつぶすだけの即席トマトソースでOK! たまに残ってる皮とスジだけ、指でこそいで取り除きます。
(4)トマトのツブがあればくずしながら、ソースが温まったら火を止めます。 この時に味見をして、辛みや塩を調整します。 ペンネを茹で上げてから一緒に含め煮するので、この時点ではソースを煮ない方が良いでしょう。(煮詰まりすぎるとケチャップみたいに甘ったるくなることがあります。) あとはパスタを茹で上げるだけですが、ロングパスタと違ってショートの場合は、アル・デンテとかあまり気にせずしっかり茹で切ってください。 やわらかくなるのが心配なら、パッケージ記載の茹で時間より少し早めにあげて、少しゆるめのソースと一緒に火にかけながら、ちょうど良いソースの濃度まで煮詰めて仕上げます。 まだ固いようなら、ゆで汁や水を足してもう少し煮る。 ロングパスタより調整しやすいでしょう? 参考【ショートパスタの茹で方】
(5)アラビアータの辛いソースは、シャバシャバの「つゆだく」より、ねっとり絡んでる方が土台のパスタに味が乗るので、しんぼう強く仕上げましょう。 お皿に盛って、パンチが強めのEXVオリーブオイルで味の深みをプラス・アルファ! イタパ(イタリアンパセリ)でフレッシュ感と色合いで彩ったら完成です♪